ホーム>子育てエッセイ>2001年11月

2001年11月

育児の悩みを持つ専業ママたちへ

2001年11月号

『育児の悩みを持つ専業ママたちへ』  中舘 慈子

あるアンケートを見て、気になりました。専業ママたちの子育てに対する孤独な悩みが並んでいたからです。それは私が子育てをしていた時に感じたことと同じような悩みでした。泣く、おっぱいを飲む、おむつを汚す、眠る・・・を繰り返す赤ちゃん。夜もゆっくり眠れない、病気をする・・・ 赤ちゃんを育てるとはまさにこのようなことの繰り返しなのですが、ひとこと「疲れた」というと「世の中のお母さんはみんなちゃんと子育てをしているだろう?」という夫の言葉、「母親なのだからがんばりなさい」という実の母親の言葉。家事と子育てを完璧にこなそうと思えば思うほどストレスが溜まり、母親失格なのでは? と、落ち込む新米ママたち。
少し大きくなれば、子どもたちはいたずらの天才になります。危険があってはならない、と子どもを追いかける日々の中で、「子どものママ」としてだけ自分は存在しているのではないだろうかと悩み、いらいらして子どもにあたってしまったり、子どもを心からかわいいと思えなかったりする自分をさらに責めてしまうママたち。会社の元同僚からの電話が涙の出るほど嬉しかったという大人との会話に飢えているママ、社会から置き去りにされたような孤独感。・・・わかる、わかるという気持ちで読みました。
1ヶ月にほんの2、3時間でよいのです。赤ちゃんやお子様ををベビーシッターに預けて外出してみませんか? 久々自分の歩幅で歩いたり、自分が見たいものの前でじっと立ち止まったりするだけで、不思議と心が和むものです。「バブ バブ ウックン ウックン」赤ちゃんのメッセージも大切な言葉ですが、ママも1人の大人。たまには熱いコーヒーを飲みながら大人の言葉で思いきり友人と語り合ってみたらいかがですか?
そして「子育てはママに任せたよ」というパパと二人で、ちょっとおめかしして手をつないでデートを楽しんで見ましょう。久しぶりにゆっくりお食事をしたり、映画を見たり。
「時には子どもと離れてみたい」「時には、子どもを人に預けたい」と言う気持ちは、当たり前の気持ちなのです。365日24時間 「完璧ママ」を目指してがんばり続けていたら、いらいらするのが当たり前。子育てはマニュアルどおり完璧にできるものではないのです。リフレッシュができたら、にこやかな笑顔に戻って家に帰りましょう。初めてのシッターさんにも思いのほか慣れて、お子様は楽しそうに過ごしているものです。そんな我が子がたまらなくいとおしく思えるはず。思いきりぎゅっと抱きしめてあげてください!
リフレッシュのためにベビーシッターを利用することは、ママにとって大切なこと。自分を大切にするママの笑顔をみることが、お子様にとっても幸せなことなのです。