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2002年4月

ママのベストチョイス

2002年4月号

『ママのベストチョイス』  中舘 慈子

4月からCS デジタル放送「ベルメゾンテレビ」の30分番組「ママのベストチョイス」に出演しています。毎週金曜日9時13時 17時 20時 24時と1日5回の放映ですから、トータルすれば6月までのべ30時間の出演になります。
内容はジュニアまで使えるベッド、4ウェイに使えるベビーカー、スウェーデン生まれのベビーラックの良さを説明しながら育児の知識を話すというもの。ビデオ撮影をしたのはまだまだ寒い2月19日でした。
ロシアのテレビ出演の話が飛び込んできたのも唐突だったように、CM 番組出演の依頼も唐突なものでした。テレビ写りもカメラの前で話すこともあまり自信のない私は、一瞬迷いましたが、何事にもチャレンジ! の気持ちで承諾しました。
お蔭でビデオ撮影の前の1週間は、商品の勉強に費やされることになりました。私が子育てをしたのはともかく20数年前。生半可な知識では千趣会にも商品を作っている会社にも、そして視聴者にも申し訳ありません。わがカーサ デル バンビーノに見えるお母様たちのベビーカーに向ける目の色が変っていたのは言うまでも有りません。いくつかのデパートのベビー用品売り場をのぞいて他の製品を手で触れて確かめたり、ベビー用品の雑誌も2冊ほど求めたりしました。
そんなある日、1人の女性の言葉が強くひっかかりました。「赤ちゃんを抱いていると暑いのよね。だから私はキャリーバックでいつも運んだわ。」
車の中ではチャイルドシート そのままキャリーバックになって家まで運ぶことができて、今度はベビーラックとして使えるすぐれもの。良く寝ていればそのままベビーカーに乗せて使うことができる4ウェイベビーカー。成長期にいくつものグッズを買うのは無駄と言うもの。そういう意味で是非使っていただきたい安全なベビーカーの推薦をしなければならないと思っていたときに。赤ちゃんを抱くことがあまり好きでないから、ベビーカーや様々なグッズが使われるとしたら、「温かい人の手であまり触れないで行われる子育て」・・・「手抜きの子育て」になるのではないかと。
人間一人育つのはたいへんなこと、育てるのはもともと手のかかるものなのではないでしょうか。せめて赤ちゃんのときは「手抜き」ではなくて、「人の手」のぬくもりを伝えて上げたいような気がします。手抜きなどとんでもない、という精神論を述べているわけではありません。時には手抜き大歓迎、シッターさんに預けての気分転換は必要、というのが私の持論です。今、あまり抱っこやおんぶをされない赤ちゃんにとっては、ベビーカーの中やベビーラック、ベビーベッドにいるほうが慣れていて心地よいのかもしれない、とふと思ったりします。それならばなおさら良い製品を選んであげなければ。ビデオ撮影は寒い日でしたが、汗びっしょりになって行われました。そして最後にひとことだけ付け加えさせていただきました。「このように赤ちゃんにとって居心地の良いグッズがたくさん出ていますけれども、時にはお母さんの手でだきしめてスキンシップも取ってくださいね。」と。