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2007年9月

ずっと赤ちゃんのままでいて?

『ずっと赤ちゃんのままでいて?』

浅田志津子(教育・福祉関係のルポライター)

夫が毎年、個展を開催する福島県の郡山市に泊りがけで行ってきた。昨年の夏は、まだ6ヶ月だった娘を連れていったのだが、そのときの娘を知っている方々と再会するたびに、「まぁまぁ、すっかりお姉ちゃんになって!」と感嘆の声を浴びる。

親は、その成長を実感できないものだが、1年前に娘と撮った写真を持ってきてくださった方もいて、その写真の中の娘と比べると、娘は「赤ちゃん」から「幼児」へと劇的に成長したことを実感する。「赤ちゃんの時期ってあっという間に終わっちゃうのよねぇ」といった言葉をかけられるたびに、うれしいような淋しいような、なんとも複雑な心境になった。

母として、もちろん我が子の成長はうれしいが、いっぽうで、いつまでも赤ちゃんでいてほしい気持ちもあるのだ。私は自他ともに認める「赤ちゃんフェチ」で、我が子に限らず、すべての赤ちゃんがかわいくてしょうがない。輪ゴムをはめているようなムチムチあんよといい、もみじまんじゅうのようなお手てといい、とにかくもう、たまりませんワ。

けれど、多くの赤ちゃんは1歳を過ぎる頃から、身長も手足も伸びて、運動量も増えるため、ある程度スリムになっていく。スーパーなどで、「かわいいわねぇ」と見知らぬ人々から声をかけられる頻度が減っていくのは、やはり淋しいものである。

でも、ずっと赤ちゃんのままだったら、今のように、わたしにむかって満面の笑顔で走って抱きついてくることもないし、音楽にあわせて、ノリノリで踊る姿を見ることもない。たとえ、ぬいぐるみのようなかわいさは薄まっても、それを上回る喜びが、子どもの成長にはあるのだと、自分に言い聞かせている今日この頃である。

小さな夏休み

2007 年 9月号

『小さな夏休み』 中舘  慈子

今年の夏は南国のような厳しい厳しい暑さでした。そんな夏の一日、孫を「青山 こどもの城」に連れて行きました。月に何回かは仕事の関係で訪れるのですが、遊びに行くのは初めて。ほんの少しワクワクした気分でした。

パンフレットをながめていた孫は、さっそく
「ボールプールに入りたい!」
屋上まで行くと、係りの方にこう言われました。
「暑いので、ボールプールは閉鎖しているんですよ。」
「じゃあ  プールに入る!」
小さなプールにしか入れませんでしたが、水の中は快適な様子。いつまでもいつまでも遊んでいます。つきそいの身にとっては相当暑いのですが。  

灼熱の都心のビルの屋上の  子どもプールに風過ぎていく
 
音楽広場では一日中楽しいイベントが次々に行われていました。生演奏は、子どもたちの心に響くのでしょう。思い思いの楽器を手にした子どもたちの肩が、足が、リズミカルに揺れます。
 
○パーカッション 3 歳の肩弾んでる  奏でる曲は「聖者の行進」

「トルコ行進曲」になると座り込み、ドラムをたたく手の動きが緩やかになってきました。かなり疲れたようです・・・・。 アート、だまし絵、紙コップを使っての製作・・・  まだまだ楽しみは続きます。 小さな夏休み。3歳児とのふれあいに癒されました。