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「産褥シッター」を利用して 白川優子

産後、初めて眠れた日。~「産褥シッター」を利用して (1)~

今月から、数回にわたり、お客様と弊社のベビーシッターとの関わりをつづったエッセイを連載していきます。

 

産後、初めて眠れた日。

~「産褥シッター」を利用して (1)~

白川 優子(ライター)

 

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産後、実家や頼れる誰かがおらず、一人で過ごさなければならないママは少なからずいらっしゃることでしょう。私もその一人でしたが、長男出産後、母のすすめで初めて「マンマサポーター(産褥シッター)」なるものを利用してみました。産後すぐで動けないママにかわって、家事もしてくれるというサービス。

来てくれたシッターさんは、優先順位をつけて何をすればよいか毎回聞いてくれました。赤ちゃんの沐浴等もしてくれますが、山のような洗濯物や片付かない部屋の中が気になっていた私は、迷わずいつも家事を頼んでいました。それはそれで、とてもありがたかったのですが・・・

 

ネットなどで調べると、“疲れない育児のコツ”に、「赤ちゃんが寝たら、その間に何かしようと思わず、ママも一緒に眠ること」などとありますが、私の場合、赤ちゃんが寝た瞬間にタイミングよく眠くなれるほど器用ではなく、逆に「今だ!さあ寝なきゃ」と思うとかえって目がさえてしまったりして、どうもうまくいきませんでした。

運よく眠れたとしても、深~い眠りに落ちた一番気持ちよい瞬間に「ホギャアァ!」と起こされたりすると、ずっと起きていた方がましだったのではないかと思うことさえありました。

そんな日々が続き、よほど眠りに飢えていたのか、シッターさんが来てくれたある日、「今日は主に何をしましょうか?」と聞いてくれた時、思わず「寝たい・・・」とつぶやいていました。

その後、そのまま地球の裏側まで沈んでしまうのではないかと思うくらい、深い深い眠りに落ち、泣き声ひとつ聞こえず、静寂の中で、何時間眠ったでしょう(実際は1時間くらいだったのに、長時間に思えた程の産後初めての熟睡だったのです)。

何かに起こされるのではなく、気が済むまで寝て、自然に目覚めたのも、とても久しぶりの感覚でした。

あまりに静かだったので、赤ちゃんも寝ていたのかとシッターさんに尋ねると、「ずっと起きていましたね~いい子でしたよ!」とニコニコおっしゃいます。思わず「この人、神?」と・・・少々大げさですが、それくらいありがたかったのです。

その日、久々の熟睡効果からか、シッターさんが帰ってからも、赤ちゃんがとても可愛く思え、そして色々なことがはかどりました。

 

マンマサポーターには、せっかくなので、家事を色々やってもらわないと損、くらいに思っていたのですが、私が一番必要としていたのは、ただただ「眠らせてくれる時間」だったことに気付きました。

さすがはプロ、ギャンギャン泣く声も聞こえず、いつも心からリラックスできる時間をくれました。

マンマサポーターとの上手なお付き合いの仕方がだんだんわかってきてからは、赤ちゃんがご機嫌で起きている時は私がみて、その間シッターさんはテキパキと洗濯物をたたんだり、要領よく食事を作ったりしている。フギャフギャ泣くと飛んできてくれて、上手にあやしてくれる。シッターさんが帰った後は、家の中はきれいになっていて、食事はできていて、キッチンも片付いていて、何より自分の心がスッキリしていました。

そんなことから、身体も心も休ませてくれる「マンマサポーター」という存在を、とても心強く感じたのでした。

 

次回へ続く