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子育てエッセイ

季節と子育て ~探そう つくしんぼ~ 白川優子 

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今年は4年ぶりの大雪や強い寒波で一層寒く感じた冬。

それでも春は、一歩一歩近づいています。日差しの温かい日は

ぜひお外に出て小さな春を見つけてみましょう。ところで最近、

「つくし」を見かけたことはありますか?ちょっと立ち止まって、

春の訪れを教えてくれるつくしを探してみませんか?

お子様も初めて見るつくしにきっと興味津津のはず。

 

◆つくしの見つけ方

水の豊富な日当たりの良い場所に生えていることが多いです。河川敷の日当たりの良い土手などが

見つかりやすいでしょう。

◆つくしの遊び方 

「つくしんぼどこつないだ」つくしには節がいくつかあります。好きな所を抜くときれいに取れます。

抜いた所を元に戻して、抜いた節を当てっこします。

◆つくしの食べ方

胞子のある頭の部分と、節についている袴(ギザギザの部分)を必ず取り除きます。佃煮、炊き込み

ご飯など様々なレシピがありますが、お子様にも食べやすいのは天ぷらです。軽く塩をふれば

口の中で春の味が広がります。

 

 

 

十二支を知る ~「戌」が「犬」ではないわけは~   白川 優子

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2018年、戌年がスタートしました。十二支に用いられる漢字は「子、丑、寅・・・戌、亥」のように動物を表すものと異なる漢字を使います。

もともと十二支は、種である「子」から始まり伸びて実をつけ、熟し、枯れていくまでの植物の移り変わる状態を表す漢字でした。

そのままの漢字の意味ではややこしく、覚えにくいので、一般庶民に普及させるために身近で馴染みのある動物を当てはめることにしました。

元日の朝、神様のもとに訪れた順番に十二支が決まったという民話は、後から作られたお話なのです。

「戌年」の「戌」は「滅ぶ」という漢字から来ていますが、悪い意味では無く、実を結んだ植物がいったん枯れ、その後新しい種を産み生命を繋げる意味を持っています。その後当てはめられた動物の「犬」が安産であることから、「戌年」は生命力にあふれた印象を受けます。

今年妊娠・出産されるママにとっても、素敵な年になりますように。

 

 

読んでみたい絵本 ~クリスマスの本~

絵本紹介 ライター 白川優子

街には早くもイルミネーションが輝き、お子さまたちも「クリスマスプレゼントは何を頼もうかな?」と考え始めているのではないでしょうか?

わくわくする季節に向けて、わくわくするクリスマスの絵本を紹介します。

xmasメリークリスマス、ペネロペ!  岩崎書店  3歳から

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お子さまの大好きなペネロペがくるくる回ったり、明かりがともったり。
たくさんの工夫に、何度も開きたくなるしかけ絵本です。

 

 

 

 

 

xmasチャレンジ ミッケ!(4) サンタクロース 小学館 5歳から

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 大人気シリーズの「ミッケ!」クリスマス バージョンです。輝くクリスマス飾り、お
 菓子の家など、お子さまがときめく
 イラストがたくさん。
 お天気が悪くて寒い日、お部屋でゆっ たり過ごす際に、とっておきの絵本です。

 



 

 

xmasサンタクロースっているんでしょうか? 偕成社 9歳から

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お子さまにサンタクロースについて問いかけられた時、上手に答えることはできますか? 

実際にアメリカの新聞記者が8歳の少女の疑問に答えてくれた返事が元になった絵本です。

目に見えることだけが真実ではないということ、信じることの大切さを教えてくれる本です。

季節と子育て ~秋・ママの疲れないお外遊び~

秋・ママの疲れないお外遊び

ライター  白川 優子

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秋は、外遊びのベストシーズン。カサカサと音を立てて舞う枯れ葉、どんぐりや栗の実、ススキの穂など自然のおもちゃに溢れ、子どもの五感を大いに刺激してくれます。夏は暑くてあまりお外に出なかった乳幼児さんも、これからの季節はどんどん出かけてみましょう。外遊びのポイントをいくつかご紹介します。

maple 0歳児~
まだオムツが汚れやすく、睡眠リズムも整っていないうちは、赤ちゃんもママも負担が少ない「すぐに家に帰れる距離」がよいでしょう。ベビーカーに乗せず、抱っこひもでぬくもりを感じながらのお散歩も赤ちゃんとママにとって充分楽しいものです。

maple 1歳児~
1歳児との外遊びは本当に大変です。「ありとあらゆるものにさわる、口に入れる」「公園の外に飛び出す」など、振り回されるママは疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、幼稚園や保育園の園庭開放。園のおもちゃ、遊具や砂場は衛生的に気を配られており、門の外に出ることもないので安心。オムツ替えも園の交換台を貸してもらえます。

maple お話が上手にできるようになってきたら~
ある程度ルールが分かるようになったお子様なら、同年齢くらいのお友達が集まる公園はとても楽しいもの。おもちゃや遊具を譲り合って使ったり、コミュニケーションが取れるようになったり、グングン成長します。
オムツ交換台がなくとも、立ったまま替えられるようになっていると思いますが、テープタイプの物も持っていると、靴やズボンを全部脱がせなくてもいいので便利です。
帰宅後すぐにお昼ご飯の準備も大変なので、簡単におにぎりを握って持って行き、お外で食べるのも、お子さまは喜びます。

ママもリフレッシュできる無理のない外遊びを楽しめるとよいですね。

 

 

季節と子育て ~「防災」を考える~

防災を考える     白川優子

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夏休みが明けると、園や学校で行われることもある「防災訓練」。
関東大震災の起こった9月1日が含まれた「防災週間」が設定されます。一般的な備えの他に、特にお子様連れのポイントを考えてみましょう。

★赤ちゃん連れ
・防災リュックの中の紙おむつは成長に合わせてサイズを変えるのを忘れずに。
・ミルクの赤ちゃんは消毒不要の「使い捨て哺乳瓶」を入れておくと安心。
・万が一の時はベビーカー移動は危険、とっさのときにかばえる抱っこひもを利用しましょう。
・レジ袋、タオルは多めに。何かと利用価値が高く、簡易おむつも作れます。

★幼児連れ
・落書き帳とペンは、お絵描きにも伝言メモにも便利な万能グッズ。
・ラップと紙皿は、おもちゃにもなり、食べかけを包んだり、お皿をラップで包めば洗わずに再利用が可能です。
・避難所ではなかなか手に入らない子供用歯ブラシは必須。
・長めのひもがあるとタオルをかけて目隠しカーテンにしたり、あやとりにしたり色々と便利に使えます。

このほかにもまだまだありそうです。
お子さまと話し合ってリュックを詰め替えてみてもいいですね。

 

 

 

季節と子育て ~「お盆」ってなぁに?~ 

「お盆」ってなぁに? 白川 優子 

2017718102727.jpg夏が近づくと、聞えてくるこの言葉。お子さまに聞かれたことはありませんか?
お盆とは・・・ご先祖様の霊をお迎えして感謝を伝える期間。地域によって違いがありますが、
7月や8月の15日前後に行うところが多いです。

最近、都会ではあまり見かけなくなってしまった「精霊馬」。お子さまはみつけると「なに、あれ、かわいい!」と喜ばれることも多いのではないでしょうか。

キュウリやナスに割りばしで4本の足を付けた精霊馬は、先祖の霊があの世とこの世を行き来するための乗り物とされています。キュウリは馬の代わりで「早く家に帰ってくるように」という願いが、またナスは牛の代わりで「少しでも遅く帰るように」「お土産を載せられるように」といった願いがそれぞれ込められています。

お盆のシーズン以外でも、夏祭りなどで楽しまれている盆踊り。本来はお盆に帰ってきた先祖の霊を慰める役割があったのだとか。帰省ラッシュで、混みあう駅や空港、何をするにも待たされてお子様がつかれてしまいそうになったら
「みんな、お盆に帰ってくるご先祖様に会いたい気持ちはみんなおんなじだから、混んじゃうのはしかたないね。」
などと説明してあげると、ちょっとがんばってくれるかもしれませんね。

 

ワーキングママの応援団。 ~ひとりぼっちじゃない子育て(8)~

ワーキングママの応援団。

~ひとりぼっちじゃない子育て(8)~

白川 優子(ライター)

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「育児」を応援してくれるベビーシッターさんやママ友、家族は大切な存在です。でも一方で、「仕事」を純粋に応援してくれる仲間も、間接的に「ひとりぼっちじゃない子育て」を応援してくれています。

 

私は子どもを授かる以前は、かなりの仕事好きで、終電帰り、徹夜もいとわず働くバリバリOLでした。

大好きな仕事をしていたこともそうですが、そこには自分と競うように頑張る同僚がいつもそばにいて、励まし合うことができていたからこそ、続けられていたというのもありました。

休日も一緒に遊びに行ったり、飲みに行ったり公私ともに仲良くしてくれた彼女は、会社勤めの支えでした。

そんな私たちの関係が一変したのは、私が育児休暇を終えて時短で復帰してからです。

もともと、子育て中の社員がほとんどいない職場で、時短勤務は私だけ。

そんな中「お帰り、待ってたよ!」と迎えてくれた彼女でしたが、しばらくすると一緒にランチへ行く回数がどんどん減っていきました。

「あんなに仲良しだったのに、なぜ?」何かが違うのです。

自分の生活が子ども中心になってしまっているので、子ども以外の違う話をしようと思っても出てこないのです。新しくできたグルメスポットや、公開されたばかりの洋画、流行りのドラマの話題も、すべて知らない。子連れで行ける場所でない限り、都会のニュースポットに足を運ぶこともないし、アニメ以外の映画を観ることもなく、くたくたで子どもと一緒に撃沈して夜のドラマは観れずじまい。

では仕事の話ならと思いきや、昨日遅くまで続いたという会議の愚痴も、海外出張のおみやげ話も、時短で帰り成田空港すらご無沙汰になってしまった自分にはわからない。

――そして、ふと気付くと、「変わってしまったのは自分なんだ」というさみしさ。子どもの話ばかりしている自分を、まわりはつまらないと思っているのかもしれない…という焦りと、初めて感じた職場での孤独感。

 

けれども意外な変化もありました。

それまであまり話すこともなかった、年配の先輩方が、話しかけてくれるようになったのです。まったく違うフロアや他部署のおじさま方にも、「お子さん、かわいいでしょう」「仕事と両立して、がんばっているね」など、ちょっと強面(?)の方の笑顔に初めて出逢ってみたり。

それまで仕事の話しかしなかった上司とも、外出の間中子どもの話で盛り上がったりすることもありました。取引先の方も、同年代のお子さんがいるとわかると、親しみを持ってくださったり、「子どもの存在」は仕事関係を円滑にするきっかけになることもあるんだと、新しい発見でした。

 

職場復帰してから戸惑う人間関係はいろいろありましたが、最初は「ママだけど頑張ろう」を前面に出し過ぎていたかな…と反省をしました。会社にいる間はママだろうが関係ない。普通に「仕事」をがんばろう。「子どもの存在」は話題のきっかけになっても言い訳にはしない。会議に出られなくても残業ができなくても、決して手を抜かない、そんな私の頑張りを、しばらくすると前述の彼女はまた認めてくれるようになり、「やっぱり白川さんがいると張り合いがあって仕事楽しいよ」と言ってくれるようになったのです。

職場で仲間に囲まれ、良い仕事をし、充実感に充たされた日は、帰りの電車でスムースにスイッチが切り替わり、ママに戻ってからも穏やかでいられることが多くなっていきました。

 

「ママである自分」を応援してくれる人も大切だけれど、純粋に「仕事をしている自分」を応援してくれる人もまた、ワーキングママのサポーターであると感じています。

 

 

 

 

メーリングリスト③。 ~ひとりぼっちじゃない子育て(7)~

メーリングリスト③。

~ひとりぼっちじゃない子育て(7)~

白川 優子(ライター)

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「明日は保育園の卒園式!」そんなタイミングでおこった東日本大震災。

保育園に電話が通じない中、メーリングでクラス全員の保護者の無事を確認したものの、おのおのの詳しい状況がわかってきました。無事に子どもを迎えに行き、自宅に戻れている保護者はほぼ半数。

夜になってもほとんど、都心から歩いて戻っている最中でした。なかには、海外出張から戻る途中で地震のため成田空港に着陸できず、九州に降ろされている親、職場から待機命令が出て会社に泊まることになった親もいました。

「たぶん今夜中に帰れない。明日の卒園式には間に合いそうもない」と悲痛なメールが何通も届き、

「なんとか園長先生に連絡をつけて、卒園式を延期してもらおう」という意見で一致することに。

「卒園式なんてもうどうでもいい。とにかく一秒でも早く子どもの顔が見たい」

というのが多くの保護者の思いでした。

 

保育園の近くに住むお母さんが、余震の続く中、園長先生に話をしてくると保育園に出向いてくれました。すでに21時をまわっていたのですが、まだ園児が残っている中、保育士さんたちが必死に世話をしてくれており、園長先生も目の前の子どもたちのことで精一杯で、卒園式のことまで頭がまわらなくなってしまった・・・とのこと。

明日までに帰宅できない保護者が何人かいることを伝えると、園長先生も卒園式の延期を決定してくれました。

 

「明日の卒園式は延期です」

このメーリングが送信されると、一斉に、まだ帰宅していない保護者から安堵の声が。

「延期のメールでほっとして号泣しちゃった。」「よかった!職場で眠れないところでした。休みます」

「ありがとう、ありがとう。このメーリングがあったから、くじけそうになってたけど頑張れる」

「ほかのみんなも頑張って歩いてると思うと、ハイヒールの足が痛いけどふんばるよ」

 

自宅に戻れた親も戻れない親も、不安な夜をメーリングで励ましあって過ごしました。なかにはメーリングで連絡をとりあい、奇跡的に途中で合流して一緒に深夜に到着した保護者たちもいました。

 

無事に皆が帰宅でき、子どもの顔を見れた喜びと共に、現実は想像をはるかに超えてやってきました。

東北地方ほどの被害はなかったにせよ、スーパーの棚から物が消え、ガソリンスタンドには行列ができ、「輪番停電」がおこなわれるという、生まれて初めての経験に戸惑いました。

そこでも「○○のスーパーにはまだお米が売っていたよ」「△△ガソリンスタンドは一台30リットル制限です」等、メーリングのおかげで情報をもらい、助け合うことができました。

何にも属さずひとりで子育てをしていたら、この未曾有の事態を乗り切ることができたでしょうか。

 

約2週間後、無事に卒園式を終えることができ、メーリングの役割も、終わりを告げました。

6年間、最初は離乳食やオムツの相談から始まったメーリングでしたが、最後の最後に最大限の活躍をしてくれました。

 

今は、メーリングリストに加え、SNSなど情報共有はさらに進化をしています。

小さい子どもを抱えていると、ちょっと現場まで見に行く、とか、とりあえず並んでみる、などなかなか自由に動けない中、

実際に見聞きした人からの情報が入るのはとてもありがたいことです。

中には誤った情報やデマが拡散されてしまうことがあり、気をつける必要がありますが、何かが起こったときにひとりぼっちにならずにすむ方法のひとつとして、うまく活用できるとよいですね。

 

 

メーリングリスト②。 ~ひとりぼっちじゃない子育て(6)~

メーリングリスト②。

~ひとりぼっちじゃない子育て(6)~

白川 優子(ライター)

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保育園ライフをずっと支えてくれたメーリングリスト。でも、賑わっていたメーリングリストもあと少しで途切れてしまうのかな、ちょっとさみしいな・・・そう、明日は卒園式と謝恩会――そんな2011年、3月11日を迎えていました。

 

謝恩会の準備で、メーリングリストが激しく行き交いバタバタしてきた数日間でしたが、明日のその日をむかえるばかりとなり、おだやかな晴天に、「きっと良い卒園式になるね」誰もがそう思っていた昼下がりのことでした。

外出して文房具を買い求めていた私は、雑貨屋の天井の電気がチリチリいう音で「揺れている」と気付きました。

その後、今まで経験した事のないような激しい横揺れで、雑貨が並んでいる棚が床を滑ってきました。

「こわい!これは尋常じゃない」悲鳴をあげて逃げる人たちの後について非常階段を降り、外に出ると、「東北が大変なことになっているらしいよ」と話す人々。

―東日本大震災。何が起こってしまったのか、街も、人も、みんなパニックでした。

 

そしてしばらくして一通のメーリングが届きました。育児休暇中で、子どもをすぐに保育園に迎えに行けたママからでした。

「震度5強だったみたい、でも保育園はなにも被害もなくて、子どもたちもみんな無事。お昼寝中だったみたいだけど先生たちがあわてず対処してくれたみたいでみんな元気!」

この一報が、親たちの気持ちをどれだけ落ち着かせてくれたでしょう。

なぜなら、電車が次々不通になり、帰路を絶たれた親たちが連絡しようと思っても、保育園への電話はまったく通じなくなってしまったのです。

私もそうでしたが徒歩や車で迎えに行けた親たちは、保育園や子どもたちのようすを続々とメーリングで流しました。

「みんなニコニコ待ってるよ!」「夕方のおやつを申し込んでない子にも軽食を出してもらっています」「先生達もどうせ帰れないので保育園に泊まってくれるみたい」「安心して帰ってきて」等々・・・

遅れて届くなど多少の障害はあったにせよ、まったく通じない電話にかわり、メーリングリストはすべての親に通じたおかげで、保育園に到着した親づてに先生にも「今○○ちゃんのおかあさんは徒歩で向かっています」など状況を伝えることができました。

 

とにかく子どもたちが無事であることがメーリングリストのおかげで確認でき、みんなホッとしたのですが・・・

「ところで卒園式、どうなっちゃうんだろう?」

よほど気持ちが動転していたのでしょう。お迎えに行けた親たちも、子どもの無事を確認はしたものの、翌日の卒園式については誰も確認できていなかったのです。

次回に続く

メーリングリスト①。 ~ひとりぼっちじゃない子育て(5)~

メーリングリスト①。

~ひとりぼっちじゃない子育て(5)~

白川 優子(ライター)

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息子が10カ月の頃職場復帰をしました。
哺乳瓶大嫌い、粉ミルク大嫌い、離乳食も嫌い…とにかくほとんど母乳だけで育ってきた息子を保育園にいれるのは心配でしたが、先生方の愛情をたっぷり受けて、一ヶ月後には楽しく?通園してくれるようになり、生活リズムができてきました。
 
とはいえ保育園の送迎と都心往復の仕事との両立は想像以上に大変で、息子もがんばってくれたものの金曜日になると決まって発熱し、土日はひたすら看病で過ぎ、疲れ切ったまま月曜日を迎える日々。
当時あまり子持ち社員がまわりにおらず、週末に自由に遊んでリフレッシュした同僚たちが、月曜日の朝からやる気に満ちて輝いているのを見るたび、ぐったりしている自分に溜息が出ました。
 
入園して2カ月も過ぎた頃、クラスのママが代表して、「メーリングリスト」を作ってくれました。
まだSNSがなかった時代、全員のメールアドレスを登録し、誰かが発信すると全員に届くメーリングリストは、登降園時間もそれぞれ違い、なかなか顔を合わせることの少ない保育園ママにとって貴重なコミュニケーションツールでした。
ある時、「月曜日の朝って一番疲れますよね」とひとりのママのメールが。
すると続々と「そうそう!わかる」「だいたい金曜日に熱出して週末は看病で終わってる」「土日に休める人っていいなぁ」…月曜日の朝の自分に溜息をついている仲間たちからメール。
朝すれ違う、クールでとっつきにくそうなママ。お迎え時間ギリギリにいつも駆け込んできて一言も声をかわしたことのないママ。
保育園ではバタバタでおしゃべりできなくても、実はみんな同じ悩みを抱えてる、感じている。
 
そんなことをメーリングリストで共有していくうちに、あまりしゃべったことがないのにみんなとても仲良しになっているのが不思議でした。
誰かが保育参加に行くと、「○○ちゃんはこうだった!▲▲くんはおひざに乗ってくれたよ!」と報告をくれたり連日大盛り上がりのメーリングリスト。
「みずぼうそうになりました」「インフル出ました」など、感染症の情報が流れると、皆それぞれ子どもの体調に気を付けるのにも役立ちました。
誰かが悩むと、2人目、3人目のママたちがアドバイスを流してくれたり、すぐにサイズアウトしてしまう子ども服を譲りあったり、サイバー上の交流だけでなくメールのやりとりからとても仲良くなったママと、家族ぐるみのお付き合いが始まったり…
悩みの共有から何から何まで、6年間、何通のメールが飛び交ったことでしょう。
 
皆、それぞれ忙しいのがわかっているので、返事を強要したりなどもなく、とても緩やかな、けれども強い繋がりでした。
そして、このメーリングリストの存在が最大に力を発揮したのは、ある出来事がおこった時でした。
 
次回に続く