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子育てエッセイ

子どもの「とき」 大人の「とき」

2006 年4月号

『 子どもの「とき」  大人の「とき」 』 中舘慈子

桜の花も満開の4月3日  ホームページをリニューアルしました。みなさまに何度も訪れていただける魅力的なホームページになるよう、これからも更新を続けて行きたいと思っています。
4月は新しい季節。小学生のころは新しい教室で新しい香りのする教科書を開いて、これから始まる1年間にわくわくしたものです。同じ1年間でも、小学校時代の1年間と、高校時代の1年間の長さはずいぶん違うような気がします。もちろん、小学校のころのほうが1年を長く感じました。そこにはたくさんの思い出がぎっしりとつまっています。遠足のこと  運動会のこと  何気ない日ごろの休み時間の遊びのこと。

ふと思います。子どもと大人では「とき」の流れ方がちがうのではないだろうか?特に幼児期の子どもにとっては「とき」はゆっくりゆっくり流れている様な気がします。直営子ども施設  カーサ  デル  バンビーノには1歳から3歳対象の2時間のコースがあって、自由遊び  おかたづけ  朝の挨拶  朝の活動  幼児教育タイム(曜日によってアートやリトミック  英会話などを行います)  お茶の時間  自由遊び  帰りの活動  と盛りだくさんのプログラムがぎっしりと組み込まれています。自由遊びの間も遊びはめまぐるしく変わっていきます。集中力がないのではなく、たとえば5分が子どもにとっては大人の30分に感じられるのかもしれません。2時間という「とき」が、ゆっくりゆっくりと流れていきます。子どもにとっての2時間は大人の半日分くらいの重みを持つのかもしれません。

1歳児は、小さな指で指差しながら、大人が言うものの名前を吸い取り紙のように覚えて復唱します。発音はたどたどしくて、ちょっと違うかもしれませんけれども・・・。そして2歳から3歳になると二語文  三語分で自国語を話せるようになるのですからその言語習得能力のすばらしさにびっくりします。その能力がいくつになっても継続すれば、全ての国の言葉を覚えるまでにそれほどかからないはずですが・・・・。いま  私がたった一つの外国語の単語を覚えようとしたら、何日かかるかわかりません・・・。

年齢が低いほど「とき」のもつ重みが重いのですから、乳幼児と関わるとき  その一刻一刻を大切にしたいと思うのです。大人の発する言葉のひとことひとことの持つ重みも自覚しながら話したいと思うのです。

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