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子育てコラム

勝手に赤い畑のトマト 

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親は子を育ててきたと言うけれど

勝手に赤い畑のトマト 

俵 万智

歌集「たんぽぽの日々」より

 

庭の片隅にミニトマトの小さな苗を植えたのは5月の初めでした。今は真っ赤な実がつやつやと光っています。私がしたことは、土に肥料を入れ、水をやり、見守り、伸びてきた茎が倒れないように支柱を2本立てたことだけです。

歌人、俵万智さんは河合隼雄先生(心理学者 2007年没)の次の言葉に感銘を受けたそうです。「教育っていう言葉を我々はつかっていますが、教えることのほうに比重がかかりすぎてはいませんか。育てることにも、力を注がなくては」「そして『育てる』というのは、子どもが育つのを手助けするという意味なんです」

俵さんは「子どもが、自分の人生を充実して生きていけるようになるまで、どんな手助けができるだろうか。今、私も一人の親として、自戒しながら自問している」と、述べています。

 トマトの実が勝手に赤くなるように、子どもも「育つ力」を持っています。保育スタッフも、見守り、手助けしながら子どもの育つ力を伸ばすという姿勢を常に持ち続けるようにしたいと思います。             中舘 慈子

 

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