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子育てコラム

「長くつ下のピッピ」とリンドグレーン 中舘 慈子

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世界一つよい女の子、左右色の違う長くつ下をはいたピッピのお話を子どものころに読んでわくわくした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自由奔放で社会の常識にとらわれないピッピは、ほかの人と違うことも自分の個性、
といつも前向き。
小学生にぜひ読んでほしい心躍る物語です。
1941年の冬、病気の娘を元気づけるためにアストリッド リンドグレーンが語り聞かせたお話が
「長くつ下のピッピ」です。

1月に岩波ホールで「リンドグレーン」の映画を見ました。
「長くつ下のピッピ」は子どもたちによく読み聞かせましたが作者の数奇な人生については
全く知りませんでした。

スウェーデンの小さな町で生まれ育ったアストリッドは才気あふれる活発な少女でしたが、
19歳で未婚の母となりデンマークで産んだ男の子を養母に預けることになります。
しかし愛情深い養母が病に倒れ、3歳になった息子を引き取ります。
心を開かず泣き続ける息子。
そのとき3歳の子どもの心の中は大人に対する不信感でいっぱいだったのでしょう。
百日咳になって苦しむ息子にアストリッドが語りかけたのが、
自分が子どものころ笑い転げて楽しんでいた子どもの世界のお話でした。
わくわくする物語は固く閉ざした子どもの心のドアを開くことができたのです。

 

 
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私は私のなかにいる子どもを喜ばせるために書いてきたの。

それをほかの子どもも同じように楽しんでくれるといいな、

と思っただけ。

~アストリッドの言葉から~

 

 

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