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季節と子育て

海の中には 母がいる

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海よ、

僕らの使ふ文字では、

お前の中に母がゐる。

そして母よ、

仏蘭西人の言葉では、

あなたの中に海がある。

三好 達治「郷愁」より

 

 フランス語では、母はMère 海はmerと言います

 

無性に海を見たくなる時がありませんか? 私は海辺で寝そべって波の音を聞いていたり、浅瀬で波に揺られていたりするとこんな時間がいつまでも続いていたら、と思います。波の音は胎内で聴いていた音であり、海にぷかぷか浮かぶ感触は胎内の浮遊感に似ているからかもしれません。

海の音はリラクゼーション効果、海の空気にはマイナスイオンがいっぱい、海水や海藻にはミネラルが含まれ、海の泥はデトックス効果もあると言われます。海は健康の源に満ち溢れています。タラソセラピー(海洋療法)という海の資源で心身をいやす療法は19世紀末のフランスで始まったそうです。現代の健康科学では海を健康資源として活用する研究が行われています。

もちろん、子どもたちは海が大好きです。勢いよく波に向かっていく子、一度浴びた波にこりて砂浜で砂山づくりに励む子など様々ですが、身も心も喜びにみなぎっています。この夏の一日でもよいので、ご家族で海に行き、子どもたちばかりでなく、ご両親も身も心も癒されるひとときを過ごされてみてはいかがでしょうか? 胎内の心地よさに戻って・・・。

 そういえば「海」という字の中には「母」がいます。創業者 中舘 慈子

                      

たんぽぽの日々

元号が改まり、5月1日から「令和」の時代が始まります。㈱ファミリー・サポートも25周年を迎え、コンビ株式会社の
100%子会社となりました。2019年は大きな節目の年だと言えます。
今月から、コラムを担当させていただきます中舘 慈子(なかだてやすこ)です。いろいろな形で、「子育て」「子育て支援」に対する思いや情報をお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

                                    株式会社 ファミリー・サポート
                                    取締役会長  中舘 慈子

 

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たんぽぽの日々 「俵万智の子育て歌集」より

              小学館 2010年初版発行

 

「母」となられた俵万智さんが、子どもの世界、親の心について初めて歌った歌集の名前であり、その中にある短歌です。

「たんぽぽの綿毛は、たんぽぽの子どもたちだ。地面に根をはっている母親は、子どもたちのこれからを見とどけてやることはできない。ただ、風に祈るばかり。」

「息子と一緒にいられる時間を、だから私は『たんぽぽの日々』と感じている。綿毛になって飛んで行ったらもう、あとはただ、風に祈るばかり。」

と、俵万智さんは綴っています。

 たんぽぽの綿毛の飛ぶ季節です。ベビー&キッズシッターも、お子様たちが無事に地面に着地するようにお手伝いするひとすじの温かい「風」でありたいと思います。

 

                                    
 

季節と子育て ~探そう つくしんぼ~ 白川優子 

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今年は4年ぶりの大雪や強い寒波で一層寒く感じた冬。

それでも春は、一歩一歩近づいています。日差しの温かい日は

ぜひお外に出て小さな春を見つけてみましょう。ところで最近、

「つくし」を見かけたことはありますか?ちょっと立ち止まって、

春の訪れを教えてくれるつくしを探してみませんか?

お子様も初めて見るつくしにきっと興味津津のはず。

 

◆つくしの見つけ方

水の豊富な日当たりの良い場所に生えていることが多いです。河川敷の日当たりの良い土手などが

見つかりやすいでしょう。

◆つくしの遊び方 

「つくしんぼどこつないだ」つくしには節がいくつかあります。好きな所を抜くときれいに取れます。

抜いた所を元に戻して、抜いた節を当てっこします。

◆つくしの食べ方

胞子のある頭の部分と、節についている袴(ギザギザの部分)を必ず取り除きます。佃煮、炊き込み

ご飯など様々なレシピがありますが、お子様にも食べやすいのは天ぷらです。軽く塩をふれば

口の中で春の味が広がります。

 

 

 

十二支を知る ~「戌」が「犬」ではないわけは~   白川 優子

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2018年、戌年がスタートしました。十二支に用いられる漢字は「子、丑、寅・・・戌、亥」のように動物を表すものと異なる漢字を使います。

もともと十二支は、種である「子」から始まり伸びて実をつけ、熟し、枯れていくまでの植物の移り変わる状態を表す漢字でした。

そのままの漢字の意味ではややこしく、覚えにくいので、一般庶民に普及させるために身近で馴染みのある動物を当てはめることにしました。

元日の朝、神様のもとに訪れた順番に十二支が決まったという民話は、後から作られたお話なのです。

「戌年」の「戌」は「滅ぶ」という漢字から来ていますが、悪い意味では無く、実を結んだ植物がいったん枯れ、その後新しい種を産み生命を繋げる意味を持っています。その後当てはめられた動物の「犬」が安産であることから、「戌年」は生命力にあふれた印象を受けます。

今年妊娠・出産されるママにとっても、素敵な年になりますように。

 

 

季節と子育て ~秋・ママの疲れないお外遊び~

秋・ママの疲れないお外遊び

ライター  白川 優子

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秋は、外遊びのベストシーズン。カサカサと音を立てて舞う枯れ葉、どんぐりや栗の実、ススキの穂など自然のおもちゃに溢れ、子どもの五感を大いに刺激してくれます。夏は暑くてあまりお外に出なかった乳幼児さんも、これからの季節はどんどん出かけてみましょう。外遊びのポイントをいくつかご紹介します。

maple 0歳児~
まだオムツが汚れやすく、睡眠リズムも整っていないうちは、赤ちゃんもママも負担が少ない「すぐに家に帰れる距離」がよいでしょう。ベビーカーに乗せず、抱っこひもでぬくもりを感じながらのお散歩も赤ちゃんとママにとって充分楽しいものです。

maple 1歳児~
1歳児との外遊びは本当に大変です。「ありとあらゆるものにさわる、口に入れる」「公園の外に飛び出す」など、振り回されるママは疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、幼稚園や保育園の園庭開放。園のおもちゃ、遊具や砂場は衛生的に気を配られており、門の外に出ることもないので安心。オムツ替えも園の交換台を貸してもらえます。

maple お話が上手にできるようになってきたら~
ある程度ルールが分かるようになったお子様なら、同年齢くらいのお友達が集まる公園はとても楽しいもの。おもちゃや遊具を譲り合って使ったり、コミュニケーションが取れるようになったり、グングン成長します。
オムツ交換台がなくとも、立ったまま替えられるようになっていると思いますが、テープタイプの物も持っていると、靴やズボンを全部脱がせなくてもいいので便利です。
帰宅後すぐにお昼ご飯の準備も大変なので、簡単におにぎりを握って持って行き、お外で食べるのも、お子さまは喜びます。

ママもリフレッシュできる無理のない外遊びを楽しめるとよいですね。

 

 

季節と子育て ~「防災」を考える~

防災を考える     白川優子

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夏休みが明けると、園や学校で行われることもある「防災訓練」。
関東大震災の起こった9月1日が含まれた「防災週間」が設定されます。一般的な備えの他に、特にお子様連れのポイントを考えてみましょう。

★赤ちゃん連れ
・防災リュックの中の紙おむつは成長に合わせてサイズを変えるのを忘れずに。
・ミルクの赤ちゃんは消毒不要の「使い捨て哺乳瓶」を入れておくと安心。
・万が一の時はベビーカー移動は危険、とっさのときにかばえる抱っこひもを利用しましょう。
・レジ袋、タオルは多めに。何かと利用価値が高く、簡易おむつも作れます。

★幼児連れ
・落書き帳とペンは、お絵描きにも伝言メモにも便利な万能グッズ。
・ラップと紙皿は、おもちゃにもなり、食べかけを包んだり、お皿をラップで包めば洗わずに再利用が可能です。
・避難所ではなかなか手に入らない子供用歯ブラシは必須。
・長めのひもがあるとタオルをかけて目隠しカーテンにしたり、あやとりにしたり色々と便利に使えます。

このほかにもまだまだありそうです。
お子さまと話し合ってリュックを詰め替えてみてもいいですね。

 

 

 

季節と子育て ~「お盆」ってなぁに?~ 

「お盆」ってなぁに? 白川 優子 

2017718102727.jpg夏が近づくと、聞えてくるこの言葉。お子さまに聞かれたことはありませんか?
お盆とは・・・ご先祖様の霊をお迎えして感謝を伝える期間。地域によって違いがありますが、
7月や8月の15日前後に行うところが多いです。

最近、都会ではあまり見かけなくなってしまった「精霊馬」。お子さまはみつけると「なに、あれ、かわいい!」と喜ばれることも多いのではないでしょうか。

キュウリやナスに割りばしで4本の足を付けた精霊馬は、先祖の霊があの世とこの世を行き来するための乗り物とされています。キュウリは馬の代わりで「早く家に帰ってくるように」という願いが、またナスは牛の代わりで「少しでも遅く帰るように」「お土産を載せられるように」といった願いがそれぞれ込められています。

お盆のシーズン以外でも、夏祭りなどで楽しまれている盆踊り。本来はお盆に帰ってきた先祖の霊を慰める役割があったのだとか。帰省ラッシュで、混みあう駅や空港、何をするにも待たされてお子様がつかれてしまいそうになったら
「みんな、お盆に帰ってくるご先祖様に会いたい気持ちはみんなおんなじだから、混んじゃうのはしかたないね。」
などと説明してあげると、ちょっとがんばってくれるかもしれませんね。