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子育てコラム

勝手に赤い畑のトマト 

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親は子を育ててきたと言うけれど

勝手に赤い畑のトマト 

俵 万智

歌集「たんぽぽの日々」より

 

庭の片隅にミニトマトの小さな苗を植えたのは5月の初めでした。今は真っ赤な実がつやつやと光っています。私がしたことは、土に肥料を入れ、水をやり、見守り、伸びてきた茎が倒れないように支柱を2本立てたことだけです。

歌人、俵万智さんは河合隼雄先生(心理学者 2007年没)の次の言葉に感銘を受けたそうです。「教育っていう言葉を我々はつかっていますが、教えることのほうに比重がかかりすぎてはいませんか。育てることにも、力を注がなくては」「そして『育てる』というのは、子どもが育つのを手助けするという意味なんです」

俵さんは「子どもが、自分の人生を充実して生きていけるようになるまで、どんな手助けができるだろうか。今、私も一人の親として、自戒しながら自問している」と、述べています。

 トマトの実が勝手に赤くなるように、子どもも「育つ力」を持っています。保育スタッフも、見守り、手助けしながら子どもの育つ力を伸ばすという姿勢を常に持ち続けるようにしたいと思います。             中舘 慈子

 

令和元年  

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令和元年を迎えました。「令和」の出典は万葉集であり、「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日の希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した」(日本経済新聞42日号より)と首相は述べました。ちなみに「令和」の名付け親と言われる中西進先生は高校時代に万葉集を学んだ恩師です。先生は「万葉集は令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です。」と述べています。(ちくま学芸文庫より)
 令和は「REIWA」と書いてもバランスが良く、声に出すと美しい響きがあります。どんな時代になるでしょうか。

2020年にはオリンピック、パラリンピックが開かれ世界中の人々が日本に集まります。令和はよりグローバルな時代になると思います。子どもたちは国際社会に向けて視野が大きく広がっていくことでしょう。語学ができることはもちろん必要ですが、真の国際人とは「日本を知っている人」「日本の文化を語れる人」だと思います。

令和の時代、子どもたちが自信を持って日本を語り、それぞれが咲き誇る花のように輝くことのできる平和な時代であるようにと願っています。

 

お子様たちへ

令和の世強くしなやかに生き抜こう
君しかできないことがあるから

 中舘 慈子(なかだてやすこ) 創業者